子供向けと侮るなかれ!ポケスペは一読の価値あり!
ポケモン好きでも好きでなくても!
漫画好き、アニメ好きなら是非読んでほしい!
ポケスペって?
「ポケットモンスタースペシャル」という漫画です。
小学館から1997年に出版されて以来、現在まで連載されている長寿漫画です!
対象読者はポケモンをプレイする子供向けであることは間違いないのですが、大人が読んでもはまり込んでしまうほどの充実した内容で、ポケモンを昔やったことがあるけれど読んだことがないという方や、何か新しく漫画を読みはじめたい!という方にぜひ読んでもらいたい名作です!
ポケスペの最高なところ!
僕の思うポケスペの最高なところをいくつかあげてみました!
特に僕はポケスペ1巻~7巻が大好きなので、1~7巻を中心に語ります!!
僕の思うポケスペの最高なところはこちら!!
- ターン制でないことによる、迫力のバトルシーン!
- トレーナーの腕が勝敗を左右する!駆け引きあふれる頭脳戦!
- 大人でも楽しめるよく練られたストーリー!
- 技の解釈が広い!!複合技の魅力も!!
- 絵がうまい!!
1.ターン制でないことによる、迫力のバトルシーン!!
ゲーム内でのポケモンバトルは、自分のポケモンと相手のポケモンが交互に技を出し合い、相手のHP(体力)を0にするというものです。一方、ポケスペの中では、単にわざを出し合うだけでなく、、ビルを丸ごと燃やしたり、船を真っ二つにしたり、大波を凍らせたり、町ひとつぶち壊したりと、
非常に大きなスケールでバトルが展開されます。時には、ポケモン同士ではなく、トレーナーに向けてわざが放たれることも!!
クリーンでフェアな戦いばかりではないからこそ、主人公たちが敵を倒していく様は見応えがあるし、一方でルールに則ったバトルでは、スポーツ漫画のような爽やかさもあったりして、ジャンプで連載しても良かったんじゃないの?と思うほど。サワムラーにレッドが蹴りを入れられるシーンはマジで痛そう。ゲーム機の中では見られないポケモンの戦いっぷりが、ポケスペのなかでは見事に表現されています!
2.トレーナーの腕が勝敗を左右する!駆け引きあふれる頭脳戦!
ポケスペの世界では、トレーナーの腕がバトルの勝敗にもろに直結します。腕のあるトレーナーほど、ポケモンのわざを使って、バトルフィールドを自分の有利な状態に変えて、相手を不利な状況に追い込みます。足場を崩せぇ!!は、頻出。また、モンスターボールの開閉スイッチを破壊して、ボールからポケモンを出せなくするといった、そんなのあり?!という作戦も平気で使われます。何でもありなようですが、この設定のおかげで、絶対勝てへんやろというポケモンたちで、めちゃ強ポケモン達を撃破していくのが、ポケスペの魅力。四天王ワタルをスピアーで追い詰めるのはロマンしかない。
ブルーの胸にモンスターボールが仕込まれているのなんかは天才の発想。
3.大人でも楽しめるよく練られたストーリー!
子供向けの漫画と思って侮るなかれ!ポケスペはシンプルにストーリーも良くできています!縦軸はレッドをはじめとする若きトレーナーそのパートナーたちの成長です。その成長の過程に、ジムリーダーとロケット団のポケモン研究、そして四天王と世界規模の計画という2つの軸が加わることで、物語に厚みが出ています。
中でも、個人的に好きなのは、スオウ島での主人公達とロケット団幹部との共闘です。かつて戦った者同士がコンビを組んで、四天王に立ち向かう展開は胸熱です!グリーンとキョウvs四天王キクコは名勝負。
あとはカツラとミュウツーの設定も非常によく出来ています。ミュウツーが遺伝子操作によって生まれたという設定なのを逆手に取り、ミュウツーの細胞がカツラに入り込むというまさかの展開。強すぎるミュウツーの能力をうまく制限出来て、かつお互いの信頼関係を表現できるいい設定です。
↑この時はまだ信頼関係はないけどね。
4.技の解釈が広い!!複合技の魅力も!!
ポケモンの技は、ゲームの中では1つのエフェクトだけで表現されています。一方で、ポケスペでは、漫画ならではの技の使われ方がされており、より一層バトルを盛り上げてくれます!
例えば、みがわりという技があります。ゲーム内ではみがわり人形で有名ですね。一方、ポケスペのみがわりは、自分のみがわりとして、陽動作戦に用いるのはもちろん、壁をすり抜けられるため偵察に使ったり、水を弾くという性質を使ってサーフボード状に変形させてなみのりピカチュウを再現したりと、非常に応用範囲の広い技として重宝されています。
またきゅうけつという技では、自分の血を吸わせて、その血を相手に浴びせるというなかなかヘビーな使い方も、!!
そして、わざとわざを合体させ、威力をあげる複合わざがポケスペの醍醐味です!
四天王カンナが使うパルシェンのとげキャノンとジュゴンのオーロラビームを合体させたミサイル弾は代表例。
りかけいのおとこは、パラスのどくのこなを、カラカラのホネブーメランに纏わせて、トレーナーをダイレクトアタックしてくる卑劣っぷり。
ロケット団幹部のマチスなんかは、コイルのソニックブームで、ビリリダマをロケットランチャーの弾がわりにぶち込んできたり、もはやなんでもあり笑
しかしながら、無理のない範囲で技が活用されているため、いやいやそれはないやろ笑ってのはあまり無い印象ですね!ポケモンと合体したりしない。作者と編者のポケモンへの理解がよくわかります。
5.絵がうまい!!
ここまでいろんな要素をあげてきましたが、シンプルに真斗さんの絵が上手い!
ポケモンが非常に公式絵に近く、それでいて時にかわいく、時にかっこよく、技が飛び交っても動きがわかりやすい、読んでいてひっかかりがない絵です。
途中から作画が山本サトシさんに変わります。金銀編では少し抵抗がありましたが、ルビサファ編では、山本さんの絵がキャラにハマっている感じで非常にしっくりきました。
とにかく読んでみて!!
ここまで、長々書いてきましたが、言葉だけで伝えられるほどポケスペは甘くありません!!
しかしながら、自分でも引くほど書けました笑
とにかく、読んだことがない人には是非読んでみてほしいと思います!
少しでも、読んでみたいと思える記事が書けていたら幸いです。
ではまた、ポケスペ以外の記事でもお会いしましょう!